新型コロナウィルス感染症への対応
令和元年12月初旬に中国湖北省 武漢で最初の新型肺炎が発症・確認されてから現在に至るまで、世界中で新型コロナウィルス感染症よる人的、経済的に甚大な被害がでています。
熊本県においても、令和2年2月22日に初めての感染者(熊本市)が出てから、感染拡大防止のための措置が強くとられています。 特に社会福祉法人 天水福祉事業会(以下、「本法人」)の所在する有明圏域においては、3月4日に、本県6例目となる新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されました。 発生が本法人の天水拠点に近い、玉名市の介護老人保健施設からであったことも踏まえ、法人としての感染症対策の警戒レベル4(内部規程)に引き上げるなど対応を行ってまいりました。
※法人内共通の感染症予防体制(複数回/日の体温測定・記録。マスク着用の徹底。除菌・室内消毒・換気・手洗い・うがいの回数を最大限に行う。事業所内活動・行事・イベントの中止又は延期。外部からの面会禁止。事業所間の職員・利用者・その他の人的な交流を全て禁止。福祉サービスの一部又は全部の停止。入所者の外出制限。等)
以下、本法人の新型コロナウィルス感染症における各部門の対応で現時点まで行ってきたことについてお知らせします。
▽法人本部→感染症対策会議を都度開催し、警戒レベルの発令、変化する状況について協議・対応の意思決定を行う。合同避難訓練や神社行事等の中止。役員会、地域運営協議会の中止。
▽保育園部門→クラス間の交流制限。園庭での遊具使用の禁止。卒園式やお別れ遠足等の行事について見直し・縮小。保護者会会議等の縮小・中止。でんでん落成式の中止。
▽児童館部門→児童館運営委員会の中止。小学校の臨時休校に伴い、児童クラブ利用者希望者について終日の受け入れを実施。
▽障害児部門→支援学校の臨時休校に伴い、県や市、保護者等への連絡・調整。放課後等デイサービスの特別体制による受入実施。在宅利用者、ご家族への対応。
▽障害者部門→通所サービス(生活介護・就労継続支援B型・地域活動支援センター)の一部又は全部の休止。それに伴う、県や市、保護者等への連絡・調整。入所利用者の外出の制限(福祉サービス利用含む)。面会の制限。利用者旅行等、活動や行事の中止又は延期。
▽高齢者部門→短期入所サービスの制限。事業所内活動・行事・イベントの中止又は延期。外部からの面会禁止。事業所間の職員・利用者・その他の人的な交流を全て禁止。福祉サービスの一部又は全部の停止。入所者の外出制限。
以上のような、対策をとっておりますが、今後大切になってくることは、落ち着いた行動、日常的な予防である咳エチケットや手洗いの徹底等、関係者一人一人の日常での心掛けとなります。 国内で集団感染が確認された場に共通するのは、(1)換気の悪い密閉空間、(2)人が密集していた、(3)近距離での会話や発声が行われたという3つの条件が同時に重なった場になっており、本法人としても、これらの3つの条件ができるだけ同時に揃う場所や場面を予測し、避ける行動を関係者が行っていき、引き続き、感染を法人内に持ち込まないよう最大限の予防策をとり続けていきたいと思います。
社会福祉法人 天水福祉事業会 総務部